結婚式の余興ムービー作りを頼まれた!喜んでもらえる良い動画をつくるぞ!
お祝いの準備、ウキウキしますね!
私も動画作成を頼まれるたびにはりきっちゃいます。
でもちょっと待って!いきなり作り始めるのは危険です!
どんなに動画の編集技術が素晴らしくても、空気を悪くしてしまったり、場合によっては流してもらえないことも・・・。
そんな失敗はしたくない!
せっかく作るのだから新郎新婦はもちろん、ゲストのみなさんにも楽しんでもらいたいですよね。
余興動画で結婚式を盛り上げるために、動画を作り始める前にチェックするべき9つの項目を紹介します!
ひとつひとつ紹介していきますので、しっかり確認して、結婚式の成功に一役買っちゃいましょう!
スケジュールを確認する
まず絶対にはずせないポイントが、結婚式に必ず間に合わせることです!
余興動画の作成は、単純な編集時間以外にも、時間がかかる作業があります。
- 内容決め
- 素材集め、素材作成
- 動画編集
- 内容の確認、修正
- 書き出し、動作確認
並べてみると、結構な作業量ですよね!
もし間に合わなかったら、せっかく楽しみにしてくれていた友人を残念な気持ちにさせてしまいます。
披露宴は分単位で進行が決められているため、調整で新郎新婦がバタバタになってしまうことも!
式に集中してもらうためにも、楽しんでもらうためにも、絶対に期日は落とせません。
特に複数の動画を組み合わせるテーマの場合は、素材を集める期間や各素材の長さも気にしなければなりません。
たとえ急用が入っても必ず当日に間に合うように、余裕を持ってスケジュール調整をしましょう。
もし事前に結婚式の動画をお願いするかも、と言われている場合は、早めに詳細を連絡してくれるようお願いしておくと良いですね。
お仕事が終わってからや、休日だけの作業となると、なかなか時間が取れません。
数ヶ月前から準備するのが最適です!
ムービーの長さを確認する
スケジュールを立てるにも内容を決めるにも、すべてはムービーの長さできまります!
まず、長くなればなるほど動画の編集も大変なのは想像できますよね。
そして、見落としがちなのが、完成したあとのデータの書き出し。
こちらも長くなればなるほど時間もかかるので、編集後にも数日余裕をもっておきたいところです。
必ず確認して、スケジュールと照らし合わせましょう。
また、長さによってどのような動画が作れるか内容が変わってきますよね。
スライドショー、メッセージ動画、本人出演etc...
スカスカにならず、詰め込みすぎにもならないテーマを決めたいものです。
決められた時間と大幅に違う長さのムービーを作ってしまうと進行予定が狂ってしまうため、新郎新婦にもウエディングプランナーさんにも迷惑がかかってしまいます。
素材を集めきってから長さを調整するのは難しいので、必ずテーマを決める前に確認しておきましょう。
データの形式を確認する
ひとくちに動画といっても、どんな形式でデータを渡すのか、どんなスクリーンに映すのか、会場によって様々です。
ディスクに焼くのか、データをUSBで渡すのかで、どのような準備が必要か変わりますよね。
スクリーンの比率も違うと、せっかく作った動画が引き延ばされたり、端が切れたりしてしまいます。
途中で気が付いても直すのは大変です!
最近のウエディング関連の業者さんは素晴らしい技術をお持ちの場合が多いので、こちらが多少間違えても綺麗に映してもらえることが多いですが、場合によっては直前まで調整でバタついてしまうこともあります。
結構冷や汗ものです。
スムーズに進めるためにも、必ず条件を聞いて、万全の状態で動画づくりにとりかかりましょう。
プランナーさんの連絡先の確認
データのやりとりや式での演出など、気になる点は新郎新婦を通してより、プランナーさんに直接確認する方が早くて確実です。
可能であれば、新郎新婦を通して連絡先を交換させてもらいましょう。
おそらくほとんどの場合メールでのやりとりを了承していただけると思います。
もちろん、最初のメールには簡単な自己紹介も忘れずに。
ただ、プランナーさんはご友人だけでなく、たくさんのカップルの式のご準備をされています。
できるだけ回数は少なく、一度のやりとりで答えやすいようなメールにするとスムーズです。
質問事項をまとめて送る、箇条書きにするなどが良いでしょう。
想定される答えに対してこういう対応も考えていますが可能ですか、なんて代案を合わせて送るのも良いですね。
私のメールは、多少?結構?ビジネスライクな感じかもしれませんが、認識間違いなどが起きたことはないので、もし書き方がわからないという方はヒントにしてみてください。
はじめまして。〇〇〇〇の友人で、新郎側余興動画の作成をしております〇〇と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回〇〇の件で〇点お伺いしたくご連絡いたしました。
1.〇〇について
・・・~
2.〇〇について
~という風に考えておりますが可能でしょうか?
もし難しければ、~、~という2案を考えております。
他にも代案があれば教えていただけると助かります。
・・・
以上、お忙しいなかお手数おかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
もしお返事が来るのが遅めでも、怒らないであげてください。
プランナーさんも毎日結婚式を行われていてお忙しかったり、式場や業者さんと確認するため時間のかかる場合もあります。
必ず日程に余裕を持って連絡しましょう。
待っている間に他の部分の編集を進めて進行遅れを防げば問題ありませんよ!
ちなみに・・・
プランナーさんと直接連絡がとれると、動画編集以外にも、新郎新婦に秘密でサプライズを仕掛けることもできます!
・準備のメンバーにいなかった人も出てきて驚かせる
・コーラスを1曲と伝えていたが、思い出の曲を追加する
こういった簡単な変更なら、新郎新婦のイメージも壊さず喜んでもらえる!・・・はずです!
喜ばせるためならと、進行の方も名前を伏せたり、出番の合図を変えたりして盛り上げてくれるので、早めに相談してみると良いですよ!
ここからは、内容について確認すべきことについて紹介していきます!
使用シーンやリクエストを確認する
どんなタイミングで使われる動画なのか確認しておきましょう。
極端な例でいくと、新郎新婦に向けてのメッセージ動画を作ったのにお色直しのタイミングだった・・・なんてなったらさみしいですよね。
(余興は基本的に新郎新婦がいるタイミングで行うのでそうそうないと思いますが・・・。)
他に余興をされる方について確認しておくと、内容かぶりなどを避けやすくなります。
前後のプログラムも確認しておくと、どんな雰囲気のときに流れるのか想像しやすいですよ。
また、どんな動画にしたいか新郎新婦がリクエストを持っている場合もあります。
ひそかに考えているけどお任せする、なんて謙虚な方もいるので、私は必ずリクエストがないか確認しています。
・上京してから長いので、実家を出てからの様子を両親に見せたい
・お相手へのサプライズで感動系に仕上げたい
・式の間はずっと楽しい雰囲気にしたいので、盛り上がる動画を希望
リクエストをもらえると内容の方向性も決めやすくなりますよね。
特にリクエストがないといわれた場合は、無理に考えてもらわず頑張りましょう。
でも、イメージしていることはある?ぐらいの軽めの質問で何か引き出せると良いですね。
NGポイントを確認する
結婚式には様々な関係者が出席します。
特にお相手のご親族や友人の皆さんのことはこちらも知らないので、どこまで踏み込んで良いのかわからないですよね。
こんな人たちがいて、こんなところを気にする、自分たちとこんな風に違うコミュニティである、ということをヒアリングしておきましょう。
徹底してNGを出さないように気を付けた方が、
私が特にヒアリングを忘れないようにしている点はこちら。
・新郎新婦のご両親の性格やイメージ
・お相手側のゲストとの関係
・成績や学歴いじりの可否
・仲間内では鉄板の失敗談
・お酒の飲みっぷり
・ちょっとふざけた写真
・出してほしくない人
・下ネタの具合
・大々的には知られたくないこと
例えばお相手のご両親が厳格な方だったら、あまりふざけた姿は見せられませんね。
「お酒の席ではよく服をすべて脱いでいましたね」なんて、丁寧な言葉遣いにはなっていますが、おふざけと失敗談と下ネタの3コンボ!
仲間内では面白おかしく語られている話でも、秘密にしていることだったら、知られたくないことにもひっかかって4コンボ!
もうやめて!とっくにご友人のライフはゼロよ!
カップルによってNGの基準は全く違います。
お酒の席の失敗をむしろ流してほしいというおもしろい方たちもいます。
それを流して許される世界なのかどうかは、こちら側が判断することではありません。
独断ダメ、絶対!
人生でたった一度の晴れの舞台です。
本人たちにもゲストの方にも良い動画だったと思ってもらうためにも、相手から確認されなくても必ず確認しましょう。
ここでは本当におふざけはだめですよ!フリじゃないですよ、本当に!
内輪ネタになっていないか確認する
せっかく作ったムービー、できるだけ多くのゲストの方に楽しんでほしいですよね。
先ほどのNGポイントと同じくらい気にしなければならないことがあります。
それは、内輪ネタを使わないこと!
知らないネタだらけの動画が流れている間は、他のゲストさんは蚊帳の外の気分で黙々とコース料理を食べるしかありませんし、同じ側のゲストさんたちを「自分たちもいるのに・・・」という気持ちにもさせてしまいかねません。
特定のコミュニティ向けの内容になっていないか気を付けましょう。
・関係者しか知らない言葉をつかっていないか?
・仲間内で流行った特定の作品の名言を使いまくっていないか?
・あれあったよね~(笑)と内輪のできごとについて語っていないか?
とはいえ友人からのムービーということで、関係者だけが多く出てしまうことは避けられません。
それでも他のゲストの方も楽しめる動画になるポイントも紹介しますね。
例 新郎に頼まれた場合
・新郎が新婦と一緒に写っている写真や動画を取り入れる
・新郎新婦の共通のコミュニティの集合写真を使う
・新郎のゼミやバイト先、勤め先など、コミュニティの違うゲストに関連する写真を使う
たったこれだけで、仲間内だけのための動画から、結婚式のための動画に変身します!
もちろん、ちょっとした流行りのネタや、テレビでよく使われるドラマの名シーンをもじったものを取り入れるのは会場全体が盛り上がります!
仲間内での合言葉みたいなものは、そこに違和感がないようにサラッと混ぜてしまいましょう。
他のゲストの方も楽しめて、仲間は一段深く楽しめる、そんな動画になると良いですね。
権利関係について確認する
最近はネット情勢も相まって、権利関係に関しては厳しくなってきました。
特に音楽の著作権は曲ごとにしっかりと確認をとる必要があります。
違反してしまうと、式場によっては流してすらもらえません。
必ず新郎新婦ご本人やウエディングプランナーの方に、使える楽曲について確認をとってください。
式場や結婚式のプランによって使用できる曲が違う場合もあるので、前回大丈夫だったから、と確認を怠ってはいけませんよ!
また、商標権も厳しくみられる時代になりました。
結婚式で披露するだけということで商業目的にはならないので、動画の背景の看板や服装のロゴなどについて指摘が入ることはほとんどありません。
なので、画面についてはある程度安心して良いでしょう。
ただし、パロディー風の動画はNGの式場もあります。
動画を作り始める前に、必ず確認しましょうね。
そして、結婚式が終わったあともまだ注意点があります。
動画には、著作権だけでなく、動画に写っている人の肖像権も関わってきます。
素敵な動画が作れたんだよ、とみてもらいたくなる気持ちはわかりますが、ネットでいきなり大公開しないように!
公開する前には写っている人全員に必ず許可を得ましょう。
友人に共有したいだけの場合は、限定公開にする、パスワードをかけるなど、簡単でも良いので大拡散されないようにしておきましょう。
当日持っていくデータを確認する
動画の編集も権利関係も完璧!内容も確認してもらって問題ないぞ!
と当日臨んだのに、式場の機械とデータファイルが合わなくて流せない・・・となってしまったら、努力が水の泡、楽しみにしてくれていた人たちにも顔向けができない・・・。
結局編集がギリギリになって実はディスクの種類を間違えてた、なんてことも、動作確認する暇がないと起こり得ます。
そんな事態は絶対に避けたいですよね。
その対策として、当日は必ず元データを持っていきましょう!
できればノートPCも持っていくとベターです。
式場からは基本的にファイナライズされたディスクや、USBに落とした動画ファイルを求められます。
ご家庭の機械などで動作確認して大丈夫であれば再生されるはずですが、それでも持って行くことをおすすめします。
データがあればプロジェクターに直接映すこともできますし、場合によってはスタッフの方がデータ移行してくれることもあります。
データさえあればなんとでもなります。
絶対に流せるように、準備万端にして臨みましょう!
余興動画を作成する前に確認するポイント
動画作成を始める前に確認するべきポイントについて説明してきました。
全部で9つ。前半は動画づくりに必要なこと、後半は動画の内容に関わってくることでした。
- スケジュール
- 動画の長さ
- データの形式
- プランナーさんの連絡先
- 使用シーン
- NGポイント
- 内輪ネタチェック
- 権利関係
- 当日のデータ
ちょっと多いかも?と思ったかもしれませんが、どれもムービーづくりに欠かせないポイントです。
新郎新婦からまとめて聞けることも多いので、一度打ち合わせするとかなり潰せます。
動画を作り始める前にすべておさえておけば、あとはひたすら集中して作業を進めるだけ!
一生に一度の晴れ舞台を盛り上げるために、素敵な結婚式ムービーをプレゼントしましょう!